Categories: 焦り

その願望って、本当に自分のもの?

みなさん、こんにちは

 

神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です

 

では、早速始めましょう!

 

 

心理カウンセリングやヒプノセラピーをしていると…

 

「私はお金持ちになりたい、という願望を実現したい」

「人間関係をもっとスムーズにしたい」


という願望の実現を依頼されることがあります。

 

 

もちろん、そうした依頼に対して出来る限りのことはするのですが、意外に…

 

 

実はそれは心の底からの願望ではない

 

 

というケースが多いんですね。

 

 

では、どんな状態かというと、何かしらの「渇望感」「物足りなさ」があり、それが仕事やお金といった願望に結びついている、という状態なんですね。

 

 

確かに、私達は普段何不自由なく生活していても、時に「何か物足りない…」と感じる事があります。

 

 

例えるなら、何か食べたいものがあるわけではないけど、とりあえずお腹がすいた、という状態と言えるでしょう。

 

 

しかし、食べたいものが明確にあるわけではないので、とりあえず分かりやすいコンビニのお弁当やラーメン、スィーツが食べたい、という事に繋がるんですね。

 

 

そうした渇望感や物足りなさを感じる事自体がダメ、という訳ではありません。

 

 

問題は、そのニセモノの願望に振り回されて、本来不必要な悩みを抱え込んでしまう、という事なんです。


これは実際に会った話ですが、ある個人事業主の方が私の元に訪れました。

 

 

そして、「年収を1,000万円にしたい」という相談を持ち掛けてきました。

 

 

しかし、よくよく話しを聞いてみると、1,000万円の数字の根拠も非常にあいまいで、「なんとなくそんなものかな?」という程度の感覚でした。

 

 

そして、その方は個人事業主としては、それなりに上手くやっており、特にお金に困っている、という様子はありません。

 

 

ただ、上昇志向が強く、「もっと、もっと」という思いが強いという事だったんですね

 

 

じゃあ、なぜ「もっと、もっと」と思っていたかというと、それは幼少期の頃の経験から、「もっと努力しろ」という大人たちからの刷り込みがあったわけなんですね。

 

 

その結果、個人事業主である程度の成功をしても、心の中に住んでいる親あるいや大人が、クライアントに対して「まだ駄目だ!もっと努力しろ!」と言っている状態なんですね。

 

 

ニセモノの願望に振り回されて余計な悩みを抱えるくらいなら、そうした悩みのものにある、「渇望感」や「ものたりなさ」とどう向き合うかを考えた方が建設的と言えるでしょう。

 

 

もし、達成したい願望があったら、一度振り返ってみて、「これって本当に私の願望?」という問いいかけをしてみてくださいね

 

 

 

ではでは

 

※ ※ ※

 

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