Categories: 認知行動療法

ネガティブな感情にならないようにする、ある工夫

みなさん、こんにちは

 

神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの駒居義基です

 

 

さて、早速始めましょう!

 

 

 

 

私達は常に何かを「考えています」


そのほとんどの考えは、思いついては、すぐに消えていく運命にあります。

 

 

しかし、中には浮かんできた「考え」について、ついつい私達は感情を伴った状態で考えてしまいます。

 

 

その考えがポジティブなものなら、その人はシアワセな感情にとらわれるでしょう。

 

 

しかし、その考えがネガティブなものであるなら、その人は不安や怒りと言ったネガティブな感情をいだく事になるでしょう。

 

 

つまり、私達の感情がポジティブかネガティブかは、その浮かんできた考えによる部分も大きいんですね。

 

 

誰しも、自分自身が抱いている感情がネガティブであることを望んでいません。

 

 

誰であっても、自分の感情状態が良好であることを願うはずです。

 

 

ただ、それが出来ないのは、浮かんできたネガティブな考えに巻き込まれてしまっているからなんですね。

 

 

これを、認知行動療法では「自動思考」と言うのですが、問題はネガティブな考えが浮かぶ、という事ではなく、私達はついつい、浮かんできた考えを「追いかけて捕まえてしまう」という傾向を持っている、という事です。

 

 

例えば、シアワセな恋愛をしている時に、パートナーの事がアタマに浮かぶと、シアワセな気持ちになりますよね。

 

 

この時、パートナーの事がアタマに浮かぶと、私達はその考えを追いかけます。

 

 

「良いパートナーと良い恋愛をしているなぁ…。そういえば、今度の週末は2人でどう過ごそうか」という具合に。

 

 

しかし、逆もまたしかりで、その恋愛が不幸であれば、私達は先ほどと同様に考えを追いかけ、捕まえるわけです。

 

 

「そういえば、この間もケンカになったな。ずっと最近、ケンカばかりしている。相性が悪いのかもしれないな」というように。

 

 

このように、私達は律義にも浮かんできた「考え」について、ついつい追いかけて捕まえて考える傾向を持っているんですね。

 

 

ポジティブな考えが浮かぶのであれば、その考えを追いかけてシアワセな気持ちに浸る、というのはアリですよね。

 

 

でも、ネガティブな感情が出てきたときに、同じように追いかけてしまうと、不幸せな気持ちにどうしてもなってしまいます。

 

 

こうした状況を避けるには、「ネガティブな感情を『追いかけない』工夫」が必要です。

 

 

つまり、浮かんできた「考え」について「考えない」工夫が、私達を不幸せな状態から救ってくれるんですね。

 

 

認知行動療法では、そのアプローチ法はたくさんあるのですが、一番カンタンなのは…

 

ふぅ~と少しため息をついて、「これについて考えても仕方がないよね」と、その考えを受け流す、という事をすると、比較的簡単に、その感情を無意識のうちに追いかける、という事がなくなります。

 

 

ちょうど、ため息と共に肩や首の筋肉の緊張を取るようなイメージです。

 

こうやって、上手く否定的な考えを受け流すようにしてみてください。

 

 

いまよりも、ずっと気持ちが楽になりますよ

 

ではでは~

 

※ ※ ※

 

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