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みなさん、こんにちは
神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です。の駒居義基です
今日は恋愛依存の6回目ですね
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さて、6回目の今日は、恋愛依存からの回復のプロセスを見ていきましょう。
恋愛依存から回復していくためには、いくつかのプロセスがあります。
まず、自分自身の恋愛依存と向き合う事。
「向き合う事」というのはすごく簡単に聞こえますが、実はこれが大変な苦痛を伴う作業なんですね(この事を安直に考えている心理カウンセラーは非常に多い。残念なことに、向き合えさえすれば回復するという勘違いが横行している)。
というのは、昨日まで普通だと思っていたことが普通ではないという話しになるので、苦痛を感じないはずがないんですね。
特に恋愛依存の場合、確かにその恋愛は苦痛に満ちた関係でもあるのですが、一方で他者との結びつきを得る事ができ、その中にはかけがえのない楽しい時間だってあるわけです。
その、喜びを与えてくれる関係を恋愛依存として、たとえ一部分であっても否定しなくてはならないわけですから、それは大変な作業なんですね。
だから、心理カウンセラーとしては、クライアントに歩調を合わせながら、徐々にですが恋愛依存の自覚を持っていただく、というアプローチを取ります。
この自覚を持つというのは、一朝一夕で出来るものではありません。そして、その自覚がない段階では、心理カウンセラーとして出来る事は、ほぼ何もない、と言っても過言ではないでしょう。
クライアントと恋愛依存という共通認識を作るには、恋愛関係のアセスメント(評価)をしながら、少しずつ確実にクライアントが自覚を持つように促していきます。
中には、恋愛依存であるという事自体にショックを受けて、心理カウンセラーに対する不信感を抱いたり、強い否認をするというケースもあります。
そうした場合は、とにかくクライアントの話しをじっくり聞く、という姿勢が重要です。
間違っても、「あなたは恋愛依存」という旗を振りかざして、あたかも決めつけるかのようなアプローチは絶対にしない事です!
また、恋愛依存という自覚を持った場合、その代替となるものに対する依存(アルコールや仕事、摂食障害等)を発症する場合もありますので、その点も注意が必要です。
次は、恋愛依存のマイナス面やデメリットを共有するという事です。
これは、実は最初の段階、つまりクライアントが恋愛依存という自覚を形成する際にある程度行っているので、さほど難しいものではありません。
ただ、これはマイナス面を共有するというのが、単純な「いま、ここ」の関係ではなく、長期的にクライアントにどんなマイナス面をもたらすのか、という点も視野に入れておくのがコツです。
女性のクライアントの場合は、結婚や出産の「適齢期」というものを意識する方も多いので、そうしたものが、恋愛依存のマイナス面を理解する糸口になります。
最後に、恋愛依存の禁断症状に対処(マネジメント)するという事が求められます。
恋愛依存は、クライアント本人にとっては強烈な体験であることが少なくありません。
それまでに受けていた心の傷を、まるで癒してくれるかのような存在に相手が映る事も珍しくないので、依存対象を失うという事があった場合、禁断症状は多少なりとも発生します。
禁断症状そのものは、それが社会的に是認されていて、かつクライアントに害のない形で消化されるのであれば、むしろ望ましい事と言えます。
しかし、それはあくまでも表面的な、いわば「時間つぶし」の域を超えない事が多く、根本的な心の傷にリーチ出来ていないケースが多々生じます。
ですので、この段階での心理カウンセラーの役割としては…
①禁断症状に耐えられるように、クライアントを受容し励ます
②たとえ「時間つぶし」であっても、禁断症状に適切に耐えられるようにサポートする
③この時期を活用して、根本的な「心の傷」、つまり恋愛依存のそもそもの発生の原因を探る
という3つを行うことになります。
その根本的な治療というのは、共依存そのものを治癒するという事を意味します。
次回は、その共依存の治癒について見ていきましょう
ではでは~
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