みなさん、こんにちは
神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です。
では、早速始めていきましょう!
皆さんは「重ね着症候群」という言葉をご存じでしょうか?
あまり聞きなれない言葉ですよね。
重ね着症候群とは、幼少期に発達障害が見過ごされて大人になり、摂食障害や他の精神疾患(双極性障害、うつ病、統合失調症、対人恐怖症、強迫性障害等)を患っているケースを指します。
この場合の発達障害は比較的軽微のため、見過ごされる事が多いのですが、発達障害そのものは存在しているため、生き辛さ、不登校などの問題を抱えている事が少なくありません。
特に摂食障害は好発する傾向があります。
というのは、自己効力感や自己肯定感が低く、外見に対する不満や不安になりやすいという摂食障害特有の問題があるからです。
また、社会的相互関係やコミュニケーション能力の問題、行動や趣味の様式化された反復がみられるという傾向もあるからです。
よって、何かしら精神的な問題を抱えている場合、その背景に発達障害が隠れていないかどうかの判断が必要となります。
では、発達障害とは何かというと、「発達障害者支援法」においては次のように定義されています。
自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥・多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの
こうした障害を持っている子供は、親から叱責されることが多く、先述した自己肯定感や自己効力感を得ることなく大人になってしまっているというケースが散見されます。
外見に強いコンプレックスを持っているケースが重ね着症候群では多いのですが、それに加えて衝動性・多動性を発達障害は持っているため、どうしても過食傾向が強くなります。
次は、そのケアの方法についてお伝えしますね
ではでは~