摂食障害の影響の範囲について

みなさん、こんにちは

 

神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です

 

 

では、早速始めましょう。

 

 

前回は、摂食障害の原因について考えてみました。

 

 

今回は摂食障害の影響の範囲、特に脳に対する影響について検討したいともいます。


いったん摂食障害になった以降は、自然治癒はなかなかむつかしく、程度の差こそあれ、専門家の支援があった方が回復は早いでしょう。

 

 

また、摂食障害の場合、可能な限り専門機関の受診が推奨されます。

 

 

というのは、摂食障害が最終的に死に至ってしまう可能性もあるからです。

 

 

摂食障害の方の体重の基準を考えた場合、BMIにして17.5㎏/m²が一つの目安、15㎏/m²になると、早急な対処が必要となります。


また摂食障害の場合、本人に病識がないケースが非常に多いので、心配する周囲との関係が悪化し、ますます孤立していくという傾向があります。

 

 

また、その影響の範囲ですが、代表的なのは生理が止まる、味覚障害が生じるというものがありますが、最も危険なのが、脳の萎縮の問題です。

 

 

確かに、栄養状態が悪化する事で脳の萎縮は生じるのですが、脳の萎縮が生じなくても、脳が正常に機能しなくなるという現象も生じます。

 

 

その結果、単純な計算や記憶テストでも正常な範囲を下回る結果になる、という事は珍しくありません。

 

 

また、先述したように栄養状態の悪化で命に危険が及ぶケースも当然ありますし、自殺企図が生じるケースも珍しくありません(特に過食症の場合)

 

 

このように摂食障害の場合、身体的に広範囲にわたる影響が出るという事が特徴と言えます。

 

 

こうした場合の栄養摂取の方法ですが、いわゆるMEC食(肉、卵、チーズ)を主体とした食事を推奨します

 

 

というのは、それでひとまず必要な栄養素を摂取する事が出来て、なおかつ太らない(肥満体にならない)というメリットがあります。

 

 

このように、身体的なダメージを抑えつつ、必要な栄養を取れるように初期段階からアシストするのが、摂食障害では重要になります。

 

 

では、今日はこの辺で!

 

 

 

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