過食嘔吐へ至るプロセス

みなさん、こんにちは

 

神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です

 

 

さて、今日も摂食障害について考えてみたいと思います。

 

 

摂食障害で比較的多いのが、過食嘔吐です。


元々、拒食症や過食症だった方が、過食嘔吐に至るケースは珍しくありません。

 

 

例えば、拒食症の場合、食欲の有無はその人によって異なります。

 

 

食欲が出る場合もあれば、出ない場合もあります。

 

 

しかし、身体が栄養源を求めているという事には変わりはありません。

 

 

その結果、一時的に過食症的な症状に至るケースは多々あります。

 

 

しかし、本人は「痩せたい」のですから、過食のままだと困った事になりますよね。

 

 

となると、その後に嘔吐する事を覚えてしまいます。

 

 

そして、お腹いっぱいに食べた後、水分を大量に摂取して嘔吐しやすい状態を作ります。

 

 

そして、食べたものをそっくりそのまま吐いてしまう…という状態を繰り返すのです。

 

 

この過食嘔吐は拒食症とは異なる影響を身体に与えます。

 

 

まず、嘔吐する際に胃酸も同時に吐き出すので、口腔内に悪影響を与えます。

 

 

次に、過食のための食費が尋常ではないくらいに膨れ上がります。

 

 

元々、拒食症を呈している方にとっては、満腹感を得られるまでの食事は、まさに快楽です。

 

 

しかし、その快楽の後には罪悪感等に襲われるため、食べたものを嘔吐します。

 

 

けれども、お腹いっぱいになるまで食べるというのは、やはり快楽に変わりはなく、過食と嘔吐を短期間で繰り返す事になります。

 

 

となると、過食嘔吐の食費負担は非常に大きなものになってしまいます。

 

 

また、食べたものをすべて吐き出すわけですから、結果的には拒食症と同じリスクを背負う事になります。

 

 

そのため、単なる拒食症よりも過食嘔吐の方がクライアントにとっての負担が大きいと言えるでしょう。

 

また、過食嘔吐は難治性があると言われています。

 

 

というのは、先述したように気が済むまで食べるという快楽が伴うので、その分だけ過食が習慣化されるという事になってしまうのです。

 

 

ですから、ある程度症状が落ち着いても、何かしらストレスがかかった場合には、再び過食嘔吐を繰り返すという事になってしまうのです。

 

 

では、この摂食障害をテーマにした連載はもうしばらく続けますね。

 

 

ではでは~

 

 

※ ※ ※

 

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