みなさん、こんにちは
神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です。
では、早速始めましょう!
心理カウンセリングやヒプノセラピーをしていると、極端に不安が強かったり、あるいは自己肯定感が低い人がやってきます。
そうしたとき、反射的に「何とかしなければ」と思いがちです。
しかし、そうした不安や自己肯定感の低さが役に立っているとしたら…?
ちょっとしたミスや上手く行かなかったことで、くよくよ悩んでしまう…
一見、こうしたネガティブな思考は色々な意味でマイナスととらえられがちです。
しかし、実はこうしたネガティブ思考が実は私達のパフォーマンスを引き出しているのです!
実際に、ネガティブに考えてくよくよしがちな人が、実は他の人よりもパフォーマンスが良い、ということはよくあります。
例えば、営業マンが「今月は自信がないんだ…特に今日のプレゼンは不安だよ…」と嘆いているとしましょう。
しかし、そういう営業マンに限って、実は成績が良い、なんてことは割とありますよね。
同じように、テストを前にして「私、全然勉強してないの。どうしよう…」と不安がっている人が、意外な高得点を上げている、なんてこともありますよね。
彼らは、謙遜からそうしたことを言っているのでしょうか?
実は違います。
本心で「自分はダメだ。どうしよう」という不安や自己否定に苛まれているのです。
不安は実は最大のエネルギー源?
ある研究では、不安に付随する症状の全てが、実は成果を出すためのエネルギー源になっている、というものがあります。
というは、不安は交感神経を優位にし、発汗や動機などを促します。これは、ある種の「戦闘モード」と言っても良いでしょう。
そして、分泌されたアドレナリンの高まりによって、集中力が研ぎ澄まされます。
その結果、疲れや痛みといった感覚が薄れ、意識はいわゆる「ゾーン」に入る事になります。
つまり、血管が広がり、脳内の酸素濃度が高まります。
その結果、脳のパフォーマンスが格段に上がる事になります。
その自己否定は有能だから?
また、同様に自己否定が強い人ほど、実は心のどこかで自分自身の有能さを自覚している、という研究データがあります。
つまり、自分に対する期待値が高いので「まだまだやれるはず!」という思いが強くなり、それが結果的に自己否定につながる、というものなのです。
本当に自分に能力がないと自覚をしているならば、その自覚は苦しいはずですから、逆に自分を必要以上に大きく見せたり尊大な態度に出る事で、その自己否定を打ち消そうとします。
しかし、能力があると信じている人の場合は、自分の能力がまだ十分発揮できていないと感じるからこそ、自己否定や謙遜をしたりするんですね。
ありのままを認めること
確かに、私の場合も心理カウンセリングやヒプノセラピーをするとき、どうしようもない不安と恐怖を感じる事は珍しくありません。
そして、そうした不安や恐怖を感じるときの方が、セッションが上手く行く傾向があります。
あなたの周りにも、そうした人がいるかもしれません。
そうした時、無理に元気づけようとする必要はありません
ただ、あるがままを受け入れてあげればいいのです。
そうすると、その人は最高のパフォーマンスを発揮する事が出来るようになるでしょう
また、何かの場面で不安や恐怖を感じたならば、「これがあるからこそ、最高のパフォーマンスを発揮できるんだ」と考える事で、より高いパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。
では、今日はこの辺で!
※ ※ ※
駒居義基の自己紹介はこちら
心理セッション可能日はこちら
駒居義基の心理セッションメニューはこちら
お問合せ・お申し込みはこちら