恋愛依存と共依存(5)~恋愛依存者の回復で起こる事~

みなさん、こんにちは

 

神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です

 

て、少し時間が空いてしまいましたが、今回は恋愛依存の5回目です。

 

過去記事は、以下のリンクを参照してください。

↓ ↓ ↓

恋愛依存と共依存(1)~共依存とは~

恋愛依存と共依存(2)~恋愛依存とは?~

恋愛依存と共依存(3)~恋愛依存者の『ターゲット』~

恋愛依存と共依存(4)~恋愛依存者が辿るプロセス~

 

では、早速始めていきましょう。


恋愛依存からの回復は、往々にして苦痛と惨めさが伴います。

 

 

というのは、今まで依存してきた対象との離別が避けて通れないのと、自分自身が恋愛依存であるという事を認める事は、一次的にせよ自尊心や自己肯定感を下げてしまう作用があるからです。

 

 

しかし経験上、恋愛依存で疲弊しているクライアントにとっては、回復のプロセスに着手するのは、そう難しいものではありません。

 

 

そのプロセスの着手の第一歩は、恋愛依存症になっている自分自身を、クライアントが抱きしめる事です。


そうする事によって、恋愛依存になってしまった、そもそもの原因である心の傷を癒す事が出来ますし、何より、恋愛依存の回復に伴う苦痛を緩和できるかです。

 

 

自分自身を抱きしめる事によって、安心した恋愛依存の自分自身は、必要以上に暴れる事はなくなっていきます。

 

 

だから、まずは自分を抱きしめる、という単純ですが効果的なアプローチから始めていきます。

 

 

また、プロセスを開始するにあたり重要な点がいくつかあります。

 

 

厄介なのは、恋愛依存のクライアントが、共依存的な関係を維持している場合です。

 

 

そうした場合、対処療法として依存症に伴う苦痛や不安に対処するという事が求められます。

 

 

臨床的に多いのは、再び依存的な関係を持つようになり、相手を特別な存在とみなし、その関係を特別な存在とみなし、相手に尽くそうとする、というものです。

 

 

相手との関係をどう評価するかは、この際あまり大きな問題ではありません。

 

 

ただ、関係維持のために相手にしがみつくという対応は褒められたものではありません。

 

 

そのため、最初の段階で、恋愛依存の場合、どのような問題(症状)が生じるかを明確にし、認識と問題意識を共有しておく必要があります。

 

 

恋愛依存を単純に表すなら…

 

 

「共依存者同士の激しく病的な感情のやり取り」

 

 

という一言で整理できます。


その点から、何が激しく病的なのか、あるいは健全なのかを、クライアントと共に検討していく、という事になります。

 

 

次に、その対人関係から、嗜癖的な部分、つまり恋愛依存的な接触を可能な限り避けるという事が求められます。

 

 

実は、これが一番の難関の1つで、そうした部分的な依存の回避は他の健康的な結びつきと混合されることがあり、知らず知らずのうちに、依存的な言動をとってしまう事に結びつきやすくなります。

 

 

なので、先述したように、「恋愛依存の傾向」の種類と問題意識を共有する必要があります。


ただ、関係が続いていても、あるいは破綻していても、恋愛依存的な傾向が緩和されるにしたがって、クライアントの恋愛観も変わってきます。

 

 

今までであれば、恋愛依存の対象となるターゲットに惹かれる傾向が強く会ったのですが、それ以降は、恋愛依存にさほど引きずられなくなり、健全なパートナーを選択できるようになるからです。

 

 

つまり、恋愛の対象が恋愛依存の対象から、健全な関係を作る事が出来る人へと変わっていくんですね。

 

 

さて、次回はそのプロセスを詳細に見ていきましょう!

 

 

※ ※ ※

 

駒居義基の自己紹介はこちら

プロフィール

 

 

心理セッション可能日はこちら

トップページの一番下をご覧ください

 

 

駒居義基の心理セッションメニューはこちら

エモーション・デザインのセッションメニュー

 

お問合せ・お申し込みはこちら

申し込みフォーム

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です