みなさん、こんにちは
神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です。
今日は恋愛依存の3回目ですね
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では、早速始めましょう!
恋愛依存者と、そのパートナーには、ある種の「相性」があります。
一般の人たちが異性に求める人は、恋愛依存者にはマッチしません。
というのは、恋愛依存者は残念なことに、大変低い自尊心ゆえに、「健全な」人と「健全な関係」を構築する事が出来ないのです。
では、どのような人が、恋愛依存者のターゲットになるのでしょうか?
まず、相手が何かしらの問題を抱えている、という事が前提となります
これは実際の問題であっても良いのですが、恋愛依存者が自ら問題を作り出す、というケースも珍しくありません。
例えば、相手が自営業者で、なかなか収入が安定せず、かつ多忙な日々を送っているとします。
通常、こうした相手は恋愛の対象としては、ちょっと敬遠されますよね
しかし、恋愛依存者にとっては、ベストなパートナーなのです。
というのは…
①相手が苦労している分だけ、自分が入り込んで支える余地がある
②多忙なので、健全な関係が構築できなくても、言い訳ができる
③多忙で良好な関係が構築しにくいからこそ、自分の理想を投影できる
という条件が満たされるからです。
また、先述したように、恋愛依存者が「勝手に」相手の問題を作ってしまう、というものもあります。
例えば、相手は既婚者で夫婦関係は破綻していると勝手に思い込み、「自分だったら癒してあげる事が出来る」と考える、というのはその典型例です。
次に、恋愛依存者の相手は「傷ついている人」であることが大切です。
これも先述しているように、相手が傷ついているからこそ、自分が癒してあげる事が出来ると思うからです。
では、相手が傷ついているかどうかをどう判断するかというと、相手が親密さを回避して、別の嗜癖(依存)を持っている、という事が挙げられます。
例えばスマホゲームやアルコール、仕事…
そうしたものに没頭していて、親密さを回避している姿は、恋愛依存者から見ると、「傷ついて孤独な可哀そうな人」と映ります。
そうなると、その感情を癒してあげたいと考えるわけです。
最後に、自分の理想を投影する事が出来る、というものがあります。
恋愛依存者にとって、問題ある相手というのは、自分が相手との関係に介入する事によって、ハッピーエンドが待っているという期待を持ちます。
そうした意味で、問題ある相手というのは、恋愛依存者にとっては白馬の王子様なのです。
恋愛依存者の相手側の多くは、いわゆる「回避依存症」を抱えています。
これは、親密さを避けて別の何かに依存している人を指します。
ここで、親密さを求める恋愛依存者と、親密さを回避する回避依存症者という組み合わせが成立します。
これを見ただけで、この関係が絶望的に上手く行かないように見えるでしょう。
しかし、回避依存症の方にとって恋愛依存者は、自分の世話を焼いてくれるという意味で便利な存在です。
とはいえ、回避依存症の方は親密さで恋愛依存者を満たすという事をしません。
そうなると衝突が発生するのですが、多くの場合、回避依存症の方は、恋愛依存者に「絶対的なチカラを持つ存在」として振舞います。
なぜなら、恋愛依存者はそもそも自尊心が低いので、そこを突けば関係で優位に立てる事が分かっているからです。
このようにして、恋愛依存者と回避依存症の方との、奇妙な共存共栄(?)の関係が成立します。
さて、恋愛依存と共依存の解説はこの辺にして、そろそろ解決へ向けた道筋を検討していきますね
ではでは~
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