摂食障害におけるケアの在り方について

みなさん、こんにちは

 

神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です

 

では、早速始めていきましょう


摂食障害の多くは、クライアントの「ダイエットの失敗」を端に発して起こる事が珍しくありません(もちろん、これ以外にも原因はありますが)。

 

 

では、何がダイエットの失敗かというと、自分自身のセルフイメージが極端に低くなってしまい、「太っている=無価値な自分」という図式が出来上がってしまう事です。

 

 

摂食障害は大きく分けて神経性拒食症と神経性過食症、そして過食性障害とがありますが、拒食症の場合、文字通り食事を接触しなくなりますし、過食症の場合は、ストレスの解決の1つの方法として必要以上にカロリーを摂取し、そして、その食べたものを吐き出してしまう、というものです。

 

また、過食性障害とは、体重を減らす努力が全く見られない事が特徴としてあります。

 

 

摂食障害はそれぞれ症状の現れ方は全く異なりますが、脳の報酬系が「乗っ取られている」事から生じると考えると分かりやすいかもしれません。

 

 

つまり…

 

 

(1)体重が減る

↓ ↓ ↓

(2)達成感を得る(脳がそれを『快』と認識する)

↓ ↓ ↓

(3)もっと体重を減らしたい

↓ ↓ ↓

(4)ホメオスタシスにより身体は体重を元に戻そうとする

↓ ↓ ↓

(5)ストレス等を発端とした過食

↓ ↓ ↓

(6)「太るのが怖い!」という恐怖

↓ ↓ ↓

(7)さらなる過激なダイエットに走る

 

 

という悪循環が生じるのです。

 

 

また、過食嘔吐の場合、嘔吐そのものがストレスの発散になっているケースもあります。

 

 

いずれにせよ、そうした悪循環が摂食障害を引き起こしていると言えるでしょう。

 

 

また、摂食障害で注意するべきは、合併症としてうつ病や不安障害が生じるケースもあります。

 

 

また、過食タイプは自殺に至る可能性が高いため、その点の注意が必要です。

 

 

では、どのように治療を始めるかという話しになりますが、いわゆる「心理教育」として、現在の摂食障害がどのような影響を与えるのか、そして適切なボディイメージを獲得し、摂食障害への動機を軽減するというアプローチから始める事になります。

 

 

しかし、摂食障害の場合、クライアントが病識を持っていない可能性があるので、治療の導入には注意が必要です。

 

 

では、次回はその原因について、もう少し探ってみましょう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です