みなさん、こんにちは
神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です
では、早速始めましょう!
最近、クライアント様の相談内容を聞いていると、「自分と他人の境界線に無頓着な方が増えたな」という印象を受けます。
具体的にどういうことかというと、幼少期の頃は、まだ自他の区別はあいまいです。
しかし、年齢を経るにつれて、親との関係や他者との関係で自分と他人を区別して考えるという感覚が養われます。
その感覚が十分に養われると、自分と相手との価値観や考え方の違いを自然に受け止められるようになります。
しかし、そうした自他の区別が不十分だと、容易に自分の考えを相手に投影してしまうんですね。
つまり、自分もこう考えているのだから、相手もそう考えて当然だ、という発想です。
特に恋愛関係や親子・兄弟関係ではその区別がつきにくい場合が顕著です。
自他の区別がついていないので、無理な期待感を相手に抱いてしまい、その結果1人で傷ついてしまう、あるいは相手に価値観を押し付ける…という態度に出てしまいます。
こうした場合、2つのパターンをたどる事になります。
まず、先述したように、他者に対して不適切で過大な期待を抱いてしまい、孤独感や疎外感に苛まれてしまうというケース
もう1つは、自分の考えを当然と考えて尊大で横暴な態度を取ってしまうというもの
自他の区別がつかない場合というのは、意外と身近にあります。
私達の周りにもそうした人はいますし、私達も時に自他の区別を付けずに話を進めようとしてしまう事があります。
しかし、どれだけ身近な関係であっても、他人であることには変わりはありません。
なので、「自分と他人は違う」という当たり前の感覚をもつことが、この場合は重要となります。
それを育てるのがセラピーなのですが、自分の考えを絶対視するカタチで自他の区別をつける事が出来ない方は、なかなかセラピーやカウンセリングに訪れないので、これらは私達心理カウンセラーの課題だな…と最近感じています。
ではでは~
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