みなさん、こんにちは
神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です
さて、今日は私達が持つ「不安感」への対処方法について考えてみましょう
普通、誰であっても「不安」という感情を日常的に抱きます
そして、その不安が大きくなった時、私達はその不安を解消するための行動をとります
不安に対して対策を考える…というのは、その典型例でしょう
しかし、不安が非常に大きなものとなると、健全な不安の解消が機能しなくなります
例えば、職場の人間関係に対して不安を感じるという場合
通常であれば、その人間関係を改善する方法を考えたり、あるいはその人間関係に関わらないようにする、という方法で不安を解決します
でも、不安がとても大きなものとなると、そうした対応では不安は消えません
そうなると、心療内科でもらったお薬を飲んだり、心理療法やヒプノセラピーを受けたり、という対処が必要になってきます
お薬や心理療法、ヒプノセラピーは健全な解決策の1つに加えてもいいでしょう
しかし、別のおススメできない不安の解消方法というのもあります
例えばお酒
あるいは自傷行為や引きこもり、摂食障害もこれに分類されるでしょう
なぜ、これらがおススメできないかと言えば…
①依存的な傾向に拍車をかけるから
②その不安の解消の代わりに、脳あるいは身体にダメージを及ぼすから
③かえって不安が大きくなってしまうから
という3つの理由があるからです
お酒も自傷行為も摂食障害も、「それしか不安を解消する方法がない」という状態が事態を悪化させています
そうした状況まで至った場合は専門家のサポートをぜひ受けて欲しいのですが、1つ大切な点があります
それは、不安の解消方法のバリエーションをたくさん持つことの大切さです
例えば、不安の解消方法がお酒しかない場合は、その不安が大きければ大きいほど、お酒に依存する傾向が強くなります
しかし、お酒以外にもスポーツや散歩など、別の解決方法があれば、お酒だけに依存しなくても済みます
不安感が大きくなって精神的心理的な問題に発展するのは、不安を解消する手段が少なるなることに原因があります
だから、普段から不安を解消するバリエーションを可能な限りたくさん持っておいて、不安な時はいろいろと試してみる、という事ができる方が効果的です
不安の解消は、その方法の質ではなく量を意識してみてください
では、今日はこの辺で失礼します