八方美人な人の「大変な」心理

みなさん、こんにちは

 

神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの駒居義基です

 

では、早速始めましょう!


他人に対して優しい、というのは、ある種の美徳です。

 

 

しかし、それが「八方美人」になってしまっているのであれば、ちょっと問題です。

 

実際に、私のカウンセリングオフィスでも「八方美人がやめられない」という相談は割と多くあります。

 

 

つまり、八方美人は本人にとって相当な負担なんですね。

 

 

というのは、八方美人になってしまうという事は、メリットよりもデメリットの方が多いからです。

 

 

まず、八方美人になってしまう心理的背景ですが、多くの場合、人から好意的に接してもらう事によって、自分の自尊心や自己効力感を埋め合わせている、という事が考えられます。

 

 

つまり、自分を肯定する手段として、八方美人として振舞っているんですね。

 

 

そうなると、自分を肯定する手段を他人に依存する事になってしまいます。

 

 

確かに、他人からのフィードバックで自信を持つ、というのはアリですし、時には非常に私達にとってチカラになります。

 

 

しかし、そもそも自信や自尊心、自己効用感とは自分自身で生み出すものであって、他人から与えられるものではないんですね。

 

 

また、八方美人の方に共通する要素として「見捨てられ不安が強い」というものがあります。


人から嫌われる、見捨てられる、そうした恐怖から無意識のうちに相手に迎合して、結果として八方美人になってしまう、というものですね。

 

 

人間関係は、関わる全ての人と良好な関係を作ることなど不可能です。

 

 

4人程度のチームであっても、仲の良い・悪いはどうしても出てきます。

 

 

大切なのはそれを上手に受け流して自分らしくあることであり、嫌われない事ではありません。

 

 

むしろ、嫌われても自分らしくあることのできるしなやかさが必要となるのです。

 

 

そして、八方美人は誰かに「ノー」とは言えません(それを言ってしまったら、八方美人ではなくなってしまいます)。

 

 

となると、1人報われない事に精を出して…という事になりがちになるんですね。

 

 

そうなると、人に好かれるために自分はどんどんと消耗していく…

 

 

これはあまり良いシナリオではありませんよね。

 

 

実際、こうした状況になってしまって、ヒプノセラピーや心理カウンセリングを受ける方って結構多いのです。

 

 

この場合、定期的に自分の人間関係を見つめなおして、大切にする人、大切にする必要がない人を区別する必要があります。

 

 

繰り返しになりますが、嫌われない事は重要ではありませんし、人間関係で優先順位を付ける事は、自分を守るという意味においても重要です。

 

 

ぜひ、人間関係の「断捨離」を定期的になさってくださいね。

 

 

断捨離とは、捨てる事が目的ではなく、一番大切にするべきものは何か、という点を明確にするために行うものです。

 

 

大切な人を大切にできるように、ぜひ取り組んでみてくださいね

 

 

ではでは~

 

※ ※ ※

 

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