改めて「感情」の役割を考えてみると…

みなさん、こんにちは

 

神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの駒居義基です

 

では、早速始めましょう!

 

 

私達は日々、様々な感情を抱えて生きています。


そして、感情には様々な種類があり、私達をポジティブな気持ちにする事もあれば、ネガティブな気持ちにする事もあります。

 

 

しかし、感情ほど、私達を振り回し、思い通りにならないものもないでしょう。

 

 

実際、ほとんどの心理療法が目的にしているのは、感情の最適化です。

 

 

では、改めてその感情が果たす役割を考えると、大きく分けて3つ出てきます。

 

 

(1)出来事に意味付けをする

 

 

例えば、ある出来事があって、それに対して嫌悪感を感じた、という場合、その出来事には嫌悪的な意味が付与されます。

 

 

出来事の多くは、本来中性的なもので、意味はないのです。

 

 

ただ、私達が意味付けをするから、その出来事には意味が生まれるのです。

 

 

そして、その意味を付与するという作業の大半は、感情が行います。

 

 

(2)自分自身の状況の調整

 

 

例えば、職場で仕事が溜まってイライラしている、という場合。

 

 

このイライラという感情は、私達に「この状況を早く何とかしよう!」という動機に繋がります。

 

 

そして、それに対して何かしらの対処(仕事を素早く片付ける、同僚に愚痴る等)をする事で、環境に変化を与える事が出来るようになります。

 

 

つまり、感情には私達が好ましい状態であるための動機や行動を促す役割があるんですね

 

 

(3)人間関係の調整

 

 

これは(2)とも関連するのですが、私達は本来的に社会的な存在ですから、他人との関係は非常に大切です。

 

 

しかし、人間関係の全てが自分にとって望ましいものとは限りません。

 

 

中には、望ましくない関係だってあるでしょうし、また逆に望ましい環境にするために必要となる人だっているでしょう。

 

 

そのようにして、人間関係を最適化する役割を感情が握っています。

 

 

しかし、感情も筋肉のようなもので、押し殺し続けると、次第に感情を感じるという事が鈍磨していきます。

 

 

つまり、感情を殺す事で、いま置かれている状況に適応しようとするのですね。

 

 

確かに、感情を殺してネガティブな思いをしないとするなら、それは一見好都合かもしれません。

 

 

しかし、同時にポジティブな感情も感じられなくなるため、結果的に空虚感を抱くようになっていきます。

 

 

さらに、もっと問題なのは、本来ネガティブな感情を発動して、その環境を変える、あるいは環境から逃れるという事をしないために、知らず知らずのうちにトラウマが形成されてしまう可能性もある、という事です。

 

 

トラウマと聞くと、ショッキングな出来事があって形成されるものと思われがちですが、継続的にストレスフルな状況にさらされる事でもトラウマは形成されます。

 

 

感情に振り回されることは望ましい事ではありません。

 

 

また、感情を押し殺す事も、振り回されることと同様に望ましい事ではありません。

 

 

感情を感情として感じつつ、理性的に上手に対処できるようになるという事が、最も望ましい事です。

 

 

世の中には様々な心理療法がありますが、そのほとんどは、上記のように感情を適切に処理できるようになる事を目的としているのは、そうした理由があるからです。

 

 

感情は私達に重大なシグナルを送ってくれる存在です。

 

 

ですので、大切に扱ってくださいね。

 

 

ではでは!

 

※ ※ ※

 

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