感情という強敵に理性が負けない方法

みなさん、こんにちは

 

神戸・芦屋・大阪のヒプノセラピールーム、心理カウンセラールームの心理カウンセラー、駒居義基です。

 

では、早速始めましょう!

 

 

 

私達は時に感情と理性とが対立するときがあります。


典型的なのが、ダイエットの場面ですよね(笑)

 

 

理性的には食べるべきではない

 

 

しかし、感情的には食べたい

 


こうした理性と感情の対立はなぜ生じるのでしょうか?

 

 

それは、感情が「原始的な適応プログラム」という視点から読み解くと理解しやすいでしょう。

 

 

感情が生まれたのは、私達がまだ人間(ホモサピエンス)として進化するずっと前に誕生しました。

 

 

当時の私達は野生動物と生死をかけた戦いの中にいました。

 

 

仮に野生動物が私達に襲い掛かろうとするとき、理性で状況を判断していては間に合いません。

 

 

だから、私達を瞬時に行動させる「何か」が必要だったのです。

 

 

その「何か」が感情なのです。

 

 

先のダイエットの件もそうです。

 

 

原始的な適応プログラムである感情は、常に「飢え」を警戒しています。

 

 

なので、食べれる時に食べようというプログラムが働きます。

 

 

一方、私達の脳の高次機能である理性は、体重計の数字をちゃんと覚えています。

 

 

となると、食べるわけにはいかない、という結論に至ります。

 

 

この原始的な感情と高次機能の理性は、人間関係でも意味を持ちます。


感情は、その人を守るために存在します。

 

 

なので、人間関係での快・不快は、その関係を瞬時に判断して自分にとって意味のあるものなのか、安全なものなのかを判断します

 

 

つまり、感情は自分を守るために起動するのです

 

 

一方、脳の高次機能である理性は、他人との関係の調整を司ります。

 

 

社会的にみて失礼はないかどうか、どのようにコミュニケートするのが良いのか…

 

 

つまり理性は他人のために働いていると言えるでしょう。

 

 

整理すると、感情はあくまでも自分のために存在し続けます。

 

 

一方、理性は自分を含めた他者との関係のために機能します。

 

 

しかし、先述したように感情は私達は動かす事を本来的な機能として持っています。

 

 

なので、感情的誘惑は、それほどまでに強力なのです。

 

 

しかも、理性の感情を収めるチカラには限界があります。

 

 

つまり、セルフコントロールをしようとすればするほど、理性はそのチカラをすり減らすのです。

 

 

では、感情VS理性の勝負は、いつも感情が勝利するのでしょうか?

 

 

そうではありません。

 

 

感情をコントロールする方法は2つあります。

 

 

まず、感情に振り回されないような環境を用意する、というものです。

 

 

先のダイエットの例で言えば、家には甘いものを置いておかない、という方法だったり、ノンカロリーの食べ物を置いておくだけで、随分と違ってきます。

 

 

もう1つの方法は、感情が働くチカラは長続きしない、という点です。

 

 

なので、何かの衝動(ダイエットの場合『食べたい!』という衝動)を感じたら、10分~30分程度、「なにもしない」という事をしてみてください。

 

 

感情のチカラが相当に弱まっている事に気づく事でしょう。

 

 

もっと大切な事は、「感情と戦わない」ということです。

 

 

これは、感情の意のままに従うという事ではありません。

 

 

感情が収まる10分~30分の間、その感情をそっとしておくのです。

 

 

ムリに抑えようとすると、感情はさらにチカラを強める性質を持ちます。

 

 

そのため、感情は感情としてそっとしておいて相手にしない

 

 

こうしたアプローチがいわゆる「マインドフルネス」と呼ばれるものにも通じるのですが、こうしたアプローチは意外と効果を持つので、ぜひ試してみてください

 

 

ではでは~

 

※ ※ ※

 

駒居義基の自己紹介はこちら

プロフィール

 

心理セッション可能日はこちら

トップページの一番下をご覧ください

 

駒居義基の心理セッションメニューはこちら

エモーション・デザインのセッションメニュー

 

お問合せ・お申し込みはこちら

申し込みフォーム

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です